いばらきビッグバンドフェスティバル(みの〜れ)セッティング大公開の巻

午前中に全国産業教育フェア茨城大会の開会式を終えて、午後からは翌日開催のコンサートの準備です。

まずは舞台上にひな壇を組みます。木製の大きな木枠を列べていきます。サイズは4尺×6尺(舞台用語は尺で長さを表記します。)別名シブロクを1尺6寸の高足(逆Vの字型)に乗せていきます。後方に高さ2尺(60cm)、奥行き1間(6尺=1.8m)、幅7間(12.6m)の段が出来ます。

段の前面には蹴込み(けこみ)板を取り付けて空洞を隠します。さらにその前面に箱馬(手にしている木製の木箱)を列べ、低い段を作ります。

この中段はトロンボーンの位置になります。箱馬を横にして7寸、平台は4寸、したがって1尺1寸(33cm)の高さになります。奥行きは高い段と同じく1間(1.8m)、幅はグランドピアノが下手(左側)にくるので5間と3尺になります。同じように蹴込み板を取り付けて目隠しをします。これで舞台のサイズは決まりました。

客席の後方には音響調整用の機材(PA)がセットされます。エンジニアは勿論Y先輩、BB顧問のお墨付きで、ビッグバンドサウンドの全てを知り尽くしています。毎回Y先輩のオペレートのお陰で安心して演奏に集中できます。

つづいて楽器を舞台上にセットします。今回も学生の部はBBのリズムセクションを共用します。配置図に照らし合わせて椅子や譜面台も列べられます。そしていよいよマイキング。各楽器ごとに特性を考慮して様々なマイクがセレクトされています。サックス・トロンボーン・トランペットはダイナミック系、ドラムのオーバートップ(上から)にはコンデンサーマイクがセットされ、ライド・シンバルのレガートやスプラッシュ・シンバルの余韻まで繊細に収音できます。また、バスドラムやベースには大音量用のそれぞれ異なるタイプ、さらにパーカッションにもこだわりのマイクがセットされています。

全部で20数本の回線が使われています。マルチ・ジャンクション・ボックスとよばれる接続器具を使いますが、回線の番号をまちがえると音もでなくなるし修復に混乱しますので慎重にケーブルをつないでいきます。「いやー、疲れた・・・」

このような作業が事前に舞台裏で行われています。BBは伝統的にこういった作業も体験します。
華やかなスポットライトを浴びてプレイできるのも舞台を作り上げる沢山の労力と汗がにじんでいるおかげです。それを知ることにより、舞台に立てる幸せを感じ、思いを同じくするスタッフの情熱を背負ってプレイすることが大切なのです。