待望の11枚目CD「Rhapsody Wind」が発売となりました。
収録曲について解説します。

1.Rhapsody in Blue

ジョージ・ガーシュインの名曲を奇才アレンジャーといわれるゴードン・グッドウィン編曲の難曲です。ラプソディー「狂詩曲」のタイトル通り初めは妖艶なクラリネット・ソロ(大内彩夏)からハイスピードのテナーサックス・ソロ(山ア北斗)そしてメロウなトロンボーン・ソロ(三森翔太)、ハイトーンのトランペット・ソロ(鴨志田有果)からエンディングは重厚なサウンドに仕上がっており、聴き所満載です。

2.Time Stream

サミー・ネスティコの軽快なナンバーで24回定期演奏会からのライブ音源です。こちらもテナーは山ア北斗とトランペット鴨志田有果のアドリブ・ソロが曲をリードしています。

3.フックト・オン・クラシックス

クラシックの名曲を繋ぎ合わせた編曲になっています。チャイコフスキーやベートーベンなどの有名な楽曲の一部が次々と演奏されています。またソプラノサックス・ソロ(武藤杏奈)なども組み込まれています。こちらも24回定期演奏会からのライブ音源です。

4.Rockin' in Rhythm
デューク・エリントンのナンバーで彼のお気に入りの1曲です。冒頭はピアノ(蔀 彩翔)ドラム(林 篤哉)ベース(海老澤桃花)のトリオから始まりクラリネット(大内彩夏)トロンボーン(三森翔太)トランペット(鴨志田有果)のソロへと展開します。バッキングにバンジョー(高崎一靖)も聞こえてきます。

5.The Heat's On
カウント・ベイシーのヒット曲で知られています。全盛期のベイシー楽団はとにかくスピード感溢れる演奏が数多く、この曲もその1曲です。中間部のテナー・サックス・ソロ(神長稀偉)も聴き所、2018年8月に開催されたステューデントジャズコンテストで会長賞を受賞し、浜松ジャズ・ウィークの出場権を獲得した曲で、そのライブ音源です。

6.Brass Machine
はマーク・テイラーの5★アレンジの曲で、ハイノート・ヒッターのメイナード・ファーガソンの演奏でも有名です。リード・トランペット(佐久間健人)はも含めてトランペット・セクション(鴨志田有果、長山朋佳、榎戸みなみ、伴田彩香、鈴木 蓮、紺野琴羽、二重作綾乃)のソリもドライブ感溢れています。2017年1月開催のステューデント・ジャズ・フェスティバルで最優秀賞の受賞曲でもあり、そのライブ音源をCD化しました。

アメリカ合衆国クラリンダ市グレン・ミラーヘスティバルにて 撮影:伊藤和充